運賃制度の改善などを要求して、今月25日からストライキを行っていた全国の大型トラックの運転手らによる労働組合「貨物連帯」は、ストライキを中止し、29日から全面的に業務に復帰しました。
貨物連帯と、コンテナー運送事業者協会は、28日からの徹夜による交渉の結果、29日午前、運送料の引き上げ率を9.9%とすることで合意しました。
貨物連帯はこの合意内容を受け入れるかどうかをめぐって、ストライキに参加した組合員を対象に投票を実施し、67%の賛成で合意を受け入れることを決めました。
これで、貨物連帯の組合員2万人全員が、29日から業務に復帰し、今回のストライキは、5日間で終わりました。
貨物連帯が業界団体との間で運送料の引き上げ案に合意したことから、政府と貨物連帯との標準運賃など制度改善をめぐる交渉も近く妥結することが期待されています。