北韓を逃れて韓国に入る脱北者が、北韓や中国による取締まりの強化で急激に減っていることがわかりました。
統一部が7月1日に明らかにしたところによりますと、ことし1月から5月までに北韓から韓国に入った脱北者は合わせて610人で、去年の同じ時期の５７％にとどまりました。
これについて統一部は、北韓が金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が死去した去年12月以降、中国との国境付近で取締りを強化しているほか、中国も国内に逃げ込んだ脱北者の逮捕と北韓への強制送還に積極的に乗り出しているためと分析しています。