飲食店などで販売されている夏の人気料理の冷麺やのり巻きから、大腸菌など食中毒を引き起こす細菌が検出されました。
食品医薬品安全庁は、先月全国の飲食店から冷麺やのり巻きなど夏によく食べられる料理およそ2000点を集めて検査したところ、50点から大腸菌など食中毒を引き起こす細菌が検出されたと4日発表しました。
このうち冷麺と冷やし豆乳うどんが合わせて30点余りと最も多く、のり巻きと寿司が合わせて17点で弁当も1点ありました。
摘発された店の中には、人気の冷麺専門店やのり巻きの大手チェーンも含まれています。
食品医薬品安全庁は、これらの店に対して営業停止などの行政処分を科すよう自治体に要請しました。
食品医薬品安全庁は、冷麺の出し汁などは夏に痛みやすいとして、管理に注意するよう呼びかけています。