防衛事業庁は次期戦闘機(FX)導入に伴う機種選定作業を9日から始めます。
防衛事業庁によりますと、最終的に入札提案書を提出したのはアメリカのロッキードマーティン社のF-35A、ボーイング社のF-15SE、ヨーロッパ航空防衛宇宙産業(EADS)のユーロファイターの3機種です。
防衛事業庁は9日から14日までの日程で各社が提出した入札提案書の全般的な検討を進めます。
次いで、今月半ばからは内外の各種の資料を、今月末からは実際の機種を利用した試験評価を行い、戦闘適合性を判断する予定です。
その後、戦闘適合性で合格判定を受けた機種を対象に、技術移転や価格などの契約条件をめぐって交渉を進め、最終的に機種を選ぶことになります。
防衛事業庁は11月に最終的に機種を選定することを目指していますが、年内に選定作業が終わるかどうかは不透明な状況です。