ソウルの新羅ホテルが、去年4月、韓国の伝統衣装の韓服を着た客がホテルのレストランを利用することを拒否して批判を集めましたが、こんどは高級客室に日本の浴衣を置いていることがわかり、西洋人客がこの浴衣を着てレストランに出てくるのではと、再び批判の声が上がっています。
新羅ホテルでは、エグゼクティブフロアのすべての客室に日本の浴衣を置いているということで、「外国人客が浴衣を韓国の伝統衣装と間違え、これを着てレストランに現れるのではないか」という指摘が、インターネットのブログに投稿されています。
これに対してホテル側は「これらの部屋は、客の7割から8割が日本人なので浴衣を置いた」と説明し、今後は客の要請がある場合だけ浴衣を提供するとしています。
新羅ホテルは去年４月、韓服を着た客のレストラン利用を拒否して議論を呼び謝罪しています。