ソウルの日本大使館前に設置された旧日本軍の従軍慰安婦を象徴した少女像の横に、「竹島は日本の領土」と書いた木の杭を縛り付けてネットで公開した日本人男性について、韓国の法務部が入国禁止の措置を取ったことが分かりました。
これは、元従軍慰安婦10人が今月4日、この男性の入国禁止を求める届出をソウル出入国管理事務所に提出するとともに、名誉きそんなどの容疑でソウル中央地方検察庁に告発したことによるものです。
この男性は、元従軍慰安婦の支援団体が去年、ソウルの日本大使館前に設置した少女像の横に先月19日、「竹島は日本の領土」と書いた木の杭を縛りつけてネットで公開し、その後、日本でこの杭を一本3000円でネット販売しているということです。
韓国政府は、1997年にも元従軍慰安婦らに対して日本政府からの賠償金を放棄するよう警告した日本の右翼団体の男性に対して入国禁止措置をとった例があります。