韓国で4年制大学に入学して卒業するまでの期間は、平均9年3か月かかり、これは4年前の2008年に比べて3年8か月も長くなっているという調査結果が出されました。
野党・統合進歩党の鄭鎭珝(チョン・ジンフ)議員は、李明博(イ・ミョンバク)政権の教育政策をまとめた報告書で、4年制大学の大学生が入学から卒業までかかる期間は去年現在で平均9年3か月で、2008年の5年7か月に比べて3年8か月も長くなったとしています。
系列別には、医学が10年2か月で最も長く、次いで工学と芸能・体育が9年4か月、人文社会が9年3か月などとなっており、理由は家計の困難、入隊など個人的な理由などとなっています。
また休学している学生の数は2008年は54万8000人あまりと、全体の16%でしたが、去年は60万7000人でおよそ20%に増えており、鄭鎭珝議員は高い授業料や卒業しても働く場がないことにその原因があると主張しました。