北韓の朝鮮中央通信は16日、人民軍の李英鎬(リ・ヨンホ)総参謀長が労働党の全ての役職から解任されたと報じました。
朝鮮中央通信によると、これは15日に開かれた労働党中央委員会の政治局会議で決まったもので、李英鎬総参謀長が病気のため、労働党中央委員会政治局常務委員、労働党軍事委員会副委員長など、労働党の全ての役職から解任されたということです。
人民軍トップの李英鎬総参謀長は2010年9月の労働党代表者会で金正恩第1書記とともに労働党軍事委員会の副委員長に就くなど、金正恩第1書記を支えてきた最側近の1人とされており、解任の経緯に関心が寄せられています。
ただ、朝鮮中央通信は労働党の全ての役職から解任されたとだけ報じており、人民軍総参謀長の役職まで解任されたかどうかは分かっていません。