中国と北韓が、国境地帯で北韓の労働者4万人を受け入れることで合意したと、日本のメディアが16日付で報じました。
東京新聞が中朝関係に詳しい消息筋を引用して報じたところによりますと、中国は国境地帯の中国遼寧省の丹東に2万人、吉林省の図們、琿春地区に2万人の合わせて4万人の北韓労働者を受け入れることにしたということです。
北韓の労働者は服飾や情報技術関連の工場、建設現場などでの単純労働に従事することになり、給与は月平均で170ドル程度で、すでに派遣が始まっているということです。
こうした合意は金正恩第一書記が最高指導者になってから結ばれたもので、消息筋は、中国としては安い労働力を確保しながら、北韓を支援する狙いがあり、北韓の労働者が改革開放後の中国の発展ぶりを体験することで、北韓の経済改革につながる可能性もあると指摘しました。