韓国駐留アメリカ軍の憲兵が、部隊の外でパトロールするとき銃を携帯することが禁じられることになりました。
韓国駐留アメリカ軍は、ソウル龍山(ヨンサン)、京畿(キョンギ)道の東豆川(トンドゥチョン)、 議政府(イジョンブ)、烏山(オサン)、全羅北道群山(クンサン)の空軍基地などで、基地周辺をパトロールする憲兵に対して今月13日から銃を携帯しないようにしたことを16日、明らかにしました。
これは今月5日、 京畿道平沢(ピョンテク)市にある基地周辺で、アメリカ軍兵士が韓国人住民ともみ合い、住民に手錠をかけて基地まで連れて行こうとした事件を考慮した措置です。
この事件ではアメリカ第7空軍司令官が8日、謝罪しましたが、アメリカ軍の憲兵が部隊の外で行うパトロールの範囲と権限が大きすぎるという指摘が出ていました。
韓国駐留アメリカ軍は当初、アメリカ軍憲兵の部隊の外でのパトロールを全面的に禁止することにしましたが、犯罪のおそれがあるとして指揮官が反発し、パトロール自体は続けることにしたということです。