法定伝染病の神経変性疾患クロイツフェルト・ヤコブ病に感染した疑いのある患者が発生し、保健当局が調査を行っています。
忠清北道(チュンチョンブクド)清州保健当局が16日、発表したところによりますと、忠北大学病院がことし3月からこの病院で入院治療を受けていた73歳の認知症患者について、血液検査とMRI検査を行った結果、クロイツフェルト・ヤコブ病に感染した疑いがあるとみて当局に届け出ました。
クロイツフェルト・ヤコブ病には、4つのタイプがあり、このうち、狂牛病にかかった牛の特定危険部位を食べたときにかかるとされる変種クロイツフェルト・ヤコブ病を、「人間狂牛病」と呼んでいます。
当局は、2000年末にクロイツフェルト・ヤコブ病を3群法定伝染病に指定し、全国の神経科病院を中心に管理を行っていますが、韓国では、2011年に狂牛病のように脳組織が海綿(スポンジ)状になる変種クロイツフェルト・ヤコブ病に感染した54歳の女性が死亡した例があります。