環境部は来年から、おもちゃや文具などの子ども用品に、内分泌かく乱物質が含まれないよう規制を強化することにしました。
環境ホルモンと呼ばれる内分泌かく乱物質は、生殖機能や成長に悪影響を及ぼすとされており、ダイオキシン、ビスフェノールAなど67種類の化学物質が環境ホルモンとして挙げられています。
環境部は、子どもはおもちゃを口に入れて遊ぶことが多いため、環境ホルモンの影響を受けやすいとして、ノニフェノール、トリブチルスズ、フタル酸ジノルマルオクチル(DNOP)、フタル酸ジイソノニル(DINP)の4つの内分泌かく乱物質が、子ども用品に入らないように規制する規定を設け、来年9月から施行すると発表しました。
この規定によりますと、ボールペンやサインペンなどの文具に使われるノニフェノールとトリブチルスズは、0.1%以上含まれてはいけません。また、木材の玩具や家具に使われるフタル酸ジノルマルオクチルとフタル酸ジイソノニルは、口や肌から体内に入る量を測定して規制するとしています。