韓国で22番目の原子炉となった新古里(シンゴリ)原子力発電所2号機が、20日から営業運転に入りました。
新古里2号機は、韓国水力原子力が釜山(プサン)広域市機張(キジャン)郡と蔚山(ウルサン)広域市蔚州(ウルジュ)郡にまたがる敷地に建設した、出力96万キロワットの韓国標準型原子炉とよばれる加圧水型原子炉です。
新古里2号機は去年12月に原子力安全委員会から運転許可がおり、その後の性能試験で合格判定を得ました。このため知識経済部は、20日、営業運転に入ったと発表しました。
新古里2号機の年間発電量は79億キロワットで、釜山の年間電力消費量のおよそ40%、蔚山の年間電力消費量のおよそ30%をまかないます。
韓国の原子炉は、これで22基となって1970万キロワットの電力を確保することになり、国内電力需要の24.5%を原発でまかなうことになりました。