ソウル市では来年から中学校と高校でネイティブスピーカーの補助教師がいなくなります。
ソウル市教育庁は30日、英語の授業にネイティブスピーカーの補助教師が加わる制度を中学校と高校で廃止し、初等学校だけで続けることにしたと発表しました。
中学校のネイティブスピーカーの補助教師は260人あまり、高校のネイティブスピーカーの補助教師は180人あまりですが、ソウル市教育庁は、ソウル国際高校など、英語重点教育学校などを除いて全員削減することにし、この中で韓国での滞在を希望する教師については所定の審査を経て、初等学校の補助教師に採用する方針です。
ソウル市教育庁はこうした決定について、会話中心の初等学校の授業では効果が大きいものの、読解や文法の割合が増える中学校と高校では効果が大きくないという指摘があったと説明しました。
また、全国の父兄1万1900人を対象に行った調査で、62.2%が望ましい英語教師として、英会話が流暢で、児童や生徒に知識を授ける能力が秀でている韓国人教師と答えたことも、今回の決定に反映されたということです。