2007年暮れの大統領選挙の前に政局を揺さぶった株価操作の「BBK事件」で懲役8年の判決を受け服役中の金敬俊受刑者(46)が、数々の疑惑についてまとめた文書を近く発表する予定であることが分かりました。
金敬俊受刑者の知人によりますと、金敬俊受刑者は、現在、刑務所で文書を作成中で、形式としては本、または再審用資料、もしくはメディアへの報道文として、早ければ来月中旬にも公開する予定だというこです。
その内容は、主に李明博(イ・ミョンバク)大統領と関連したものだということです。
「BBK事件」は、在米韓国人の金敬俊受刑者が1999年、韓国で投資顧問会社BBKを設立し、株価操作をし、投資資金を横領した詐欺事件です。
金敬俊受刑者は、2007年の大統領選挙直前にBBKの実際の所有者は、李明博候補だと主張しましたが、李明博氏は当時、自分も株価操作の被害者だと主張して関与を否定し、検察は、BBKが金敬俊氏単独の会社だと結論付けています。