若者の就職難が深刻になっているなか、新入社員の大学の成績や英語によるコミュニケーション能力を検定するTOEIC(トーイック)の成績が去年より上がっていることがわかりました。
就職情報サイトの「サラムイン」が先月、ことし上半期に新卒採用を行った118社を対象に新入社員の成績などについてアンケート調査を行ったところ、TOEICの点数は平均で707点、大学の成績は4.5点満点で3.5点、資格は2つ取っていました。
1年前は、TOEICの点数は688点、大学の成績は3.4点、資格1.8個でしたので、若干ながら向上していることになります。
取得している資格の種類は、大学での専攻関連の資格が多く、次にOA(オフィスオートメーション)関連の資格、IT関連の資格の順でした。
「サラムイン」は、就職競争が厳しくなって、若者たちが少しでも有利になろうと、より高い成績、より多くの資格を取るため励んでいると説明しています。