日本外務省が韓国外交通商部に対し、「独島（ドクト、日本でいう竹島）は韓国の領土」という韓国の外交白書の記述は、自国の立場とは合わないものだと抗議し、撤回を求めたと日本のメディアが報じました。
読売新聞は9日、玄葉外相は8日の記者会見で、韓国政府が6月に発行した2012年版の外交白書で、独島を韓国の領土と記述したことについて、ソウルの日本大使館を通じて韓国外交通商部に抗議したことを明らかにしたと報じました。
日本が韓国の外交白書の独島関連記述に対し、公式に抗議するのは異例のことです。
6月に発行された外交白書に対し、日本が今になって抗議したのは、日本国内の保守性向の強いメディアがこの問題で日本政府を非難する記事を掲載したためです。
産経新聞は8日、「韓国は毎年、日本外交青書や防衛白書の独島に関する記述に対して抗議しているのに、日本は韓国の国防白書についてのみ抗議し、外交白書については問題にしていない」と報じ、日本政府を批判しました。
読売新聞はまた、韓国が独島上空を韓国軍の訓練空域に指定したことについても日本政府が取り消すよう求めていると伝えました。