韓国に住む外国人の数が140万人を超えました。
行政安全部が9日にまとめたところによりますと、韓国に住む外国人住民の数は、140万9600人で、去年に比べて11%増えました。
これは全体の住民登録人口およそ5000万人の2.8%を占めるもので、蔚山(ウルサン)広域市の住民の数113万人を上回っています。
外国人住民には、韓国に90日以上滞在する長期滞在登録外国人、韓国の国籍を取得して韓国に帰化した者、外国人住民の子どもなどが含まれます。
両親が外国人、または片方の親が外国人の子どもの数は16万 8500人で、5年前の2007年の4万4000人に比べると3.8倍に増えました。
全体の外国人住民のうち、韓国の国籍を持つ人の割合は20.7%となっています。
韓国の国籍を持っていない人の国籍をみますと、韓国系中国人を含めた中国国籍者が全体の55.4%で最も多く、ベトナム11.5%、アメリカ4.9%の順でした。
外国人住民が最も多く住んでいる街は、京畿道(キョンギド)安山(アンサン)市で、次いでソウル市永登浦(ヨンドゥンポ)区、九老(クロ)区、京畿道(キョンギド)水原(スウォン)市などと、企業と大学が密集した首都圏に集中していることがわかりました。
行政安全部は、外国人住民が毎年10%以上増えていることから、外国人住民の円滑な定着に向けた支援や、外国人密集地域のスラム化を防ぐための中長期発展戦略作りなど、行政面で積極的な支援を行っていくとしています。