大韓赤十字社は、13日から1か月間、離散家族を対象に、北韓にいる家族に送るための映像による手紙の制作に向けた需要調査を行います。
映像手紙は、離散家族の高齢化が進んでいることから、今後の交流活性化に備えるとともに、死亡した後でも北韓にいる家族に伝えられるよう、制作されるものです。
映像手紙の制作は11月頃に本格的に始まる見通しで、制作された映像手紙は、離散家族情報統合システムなどに保管される予定です。
大韓赤十字社は、2005年に高齢の離散家族を中心に4000人あまりの映像手紙を制作、また2008年には南北間の合意にもとづき、離散家族の再会を果たした人の中から南北それぞれ20家族の映像手紙を制作し、交換しています。
離散家族情報統合システムに登録されている韓国側の離散家族は、7月末時点でおよそ12万9000人で、このうち生存している人はおよそ7万7000人となっています。