かつて日本軍の慰安婦だった高齢の女性が共同で生活している京畿道広州(グァンジュ)市の「ナヌムの家」が、ことしで設立20周年を迎えました。
11日は20周年を記念して行事が行われ、元従軍慰安婦でここで生活していて亡くなった方を追悼して、全国各地から集まったボランティアの文化公演などが行われました。
ナヌムの家で生活していた女性のうち17人がすでに高齢で亡くなっていて、現在8人が共同生活を送っています。
「ナヌムの家」の隣には、従軍慰安婦の歴史を紹介した人権博物館が1998年に開設されており、年間に日本人3000人あまりを含めて1万人が訪問しています。