アメリカと北韓の高官が先月、ニューヨークで非公式の接触を行ったことが分かりました。
韓国の聯合ニュースは12日、ワシントンの外交消息筋を引用し、アメリカのハート6か国協議担当特使と北韓の韓成烈(ハン・ソンリョル)国連次席大使が7月にニューヨークで会い、核問題や食糧支援などについて意見を交わしたと報じました。
この接触で、アメリカは北韓の事実上の長距離ミサイルの発射を重ねて批判し、核開発を中止する具体的な措置を求め、北韓は食糧支援の再開を求めたということです。
この外交消息筋は、アメリカと北韓は電話や電子メールなどで随時意見を交換しており、今回の接触も相互の原則的な立場を確認する程度のもので、特別な意味はないとした上で、こうした事実は韓国政府にも通知していると語りました。
ただ、今回はアメリカと北韓の高官が直接会って意見を交換したことから、4月の長距離ミサイル発射後に停滞している両国の関係が新たな局面に転換する契機になるのではないかとする見方も出ています。