韓国のロック歌手金章勲(キム・ジャンフン)さん(44)や大学教授、大学生らおよそ40人が慶尚北道(キョンサンブクド)蔚珍(ウルチン)郡の海岸からリレーで泳いで、15日午前、独島に到着しました。
このプロジェクトは、アメリカの日刊紙などに独島の公告を載せるなどの活動をしている男性ロック歌手、金章勲さんの呼びかけで、俳優や大学教授、それに韓国体育大学の学生ら40人が参加したものです。
参加者らは蔚珍郡の海岸から独島までの直線距離220キロをリレーで泳ぎ、当初予想より速い15日午前7時半頃、48時間30分のリレーの末に、最後の泳ぎ手の大学生2人が独島に到着しました。
サポートに当たった韓国海洋大学の実習船は波が高く、独島への接岸はできませんでした。
今回の横断は今月10日の李明博大統領の独島訪問と、ロンドンオリンピックで韓国のサッカー選手が日本との3位決定戦で勝った直後に「独島はわが領土」というプランカードを持ってフィールドをまわったことなどで独島についての関心が高まっている中で行われたこともあり、韓国だけでなく、アメリカのCNNなど海外の多くのマスコミが取材にあたりました。