海水浴場でクラゲに刺され死亡する被害も発生していることから、海洋警察庁は14日、クラゲが海水浴場に現れた場合、一時海に入るのを制限し、関係機関とともにクラゲを除去した後、海水浴を再び認める方針を決めました。
最近、全国の海水浴場には毒性を持ったクラゲが多く出現し、先週10日には仁川(インチョン)市の海水浴場で8歳の女の子がクラゲに刺されて死亡する事故が起きた他、済州島の海水浴場でクラゲに刺されたという届出は134人に上り、去年の2.5倍に増えています。
これを受けて海洋警察庁は、14日、国土海洋部、農林水産食品部、国立水産科学院、消防防災庁らとともに会議を開き、クラゲによる被害を最小限に抑える方法を協議しました。
会議では、国立水産科学院で航空からの視察などクラゲ移動のモニタリングを強化し、海水浴場にクラゲが多く出現した場合は、地方自治体、消防当局と協議して海洋警察が入場を制限し、地方自治体と消防などが漁船なども出して網を張ってクラゲを採取する方法で除去に当たることにしています。
現在は海水浴場内の100平方メートルあたりに、ミズクラゲ20匹やエチゼンクラゲ3匹以上が現れるとクラゲ警戒警報が出され、海洋警察庁は海に入らないように制限することができます。