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韓半島

「核放棄宣言の破棄もあり得る」 北韓がアメリカに警告か

Write: 2012-08-17 14:04:43Update: 2012-08-17 14:04:43

「核放棄宣言の破棄もあり得る」 北韓がアメリカに警告か

北韓がこのほどシンガポールで行われたアメリカとの非公式接触で、北韓が核開発計画を放棄するとした2005年9月の共同声明を破棄することもあり得ると警告したもようです。
アメリカの外交専門誌のフォーリンポリシー(FP)が16日に伝えたところによりますと、先月にシンガポールで行われたアメリカと北韓との非公式接触で、北韓側関係者は、「今年2月に締結された米朝合意にこれ以上興味がなく、以前の非核化合意も再考している」と述べたということです。
「以前の非核化合意」とは、2005年9月の6か国協議で北韓があらゆる核兵器を放棄し、NPT=核拡散防止条約体制に復帰することと、アメリカはその見返りとして北韓を攻撃しないことを約束した共同声明を意味します。
シンガポールでの接触には、北韓からは韓成烈(ハン・ソンリョル)国連次席大使などが、アメリカからは元アメリカ国務省北韓担当官のジョエル・ウィット氏などが出席したものとみられます。
これについてある消息筋は、「シンガポールでの接触では、米朝関係の未来、核の安全保障、非核化の監視方式など幅広い議題について話し合われた」と述べました。
この消息筋はまた、「北韓の態度が以前と変わった」と指摘し、「これまでは同時行動を基本としていたが、現在はアメリカが先に行動すれば、北韓がこれに相応する措置を取ることもできるという立場を示している」と伝えました。
そして、北韓側は、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が「永遠の敵も、永遠の同志もいない」という基調を維持していると強調し、米朝関係の改善に向けた可能性も示したということです。
一方、アメリカの自由アジア放送は、16日、アメリカの科学国際安全保障研究所の報告書を引用し、北韓が現在建設中の軽水炉が完成し、兵器用のプルトニウムを生産した場合、4年後の2016年には、最大で48の核兵器を保有することができると伝えました。

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