北韓の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が、一昨年韓国の延坪島を砲撃した軍部隊を視察したと、18日、朝鮮中央通信が伝えました。
それによりますと、金正恩第1書記は17日、西南前線地区の茂島基地を訪れ、延坪島砲撃に対応して韓国軍が撃った砲弾が落ちた場所などを視察して、この部隊に「英雄防御隊」という称号を与えたということです。
これについて、韓国政府当局者は、 韓米軍事演習のウルチ・フリーダム・ガーディアンが今月20日から始まることを念頭に、軍の結束を訴えるためのものだと分析しています。
また張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長が中国を訪れている中、金正恩第1書記が平壌を離れて、危険地域の前線地区を視察したのは、北韓住民に権力掌握をアピールする狙いがあるものとみられています。