先のロンドン・オリンピックでフェンシング女子エペの準決勝で、不可解な判定で決勝進出を逃したシン・アラム選手に、国民の募金で作られた金メダルが贈られました。
この金メダルはシン・アラム選手が所属している忠清南道(チュンチョンナムド)鶏龍(ケリョン)市役所が募った募金によって作られたものです。
シン・アラム選手は21日、同僚のチェ・インジョン選手と鶏龍市内をカーパレードした後、募金で作られた金メダルを首にかけ、「こんなに多くの方々からの応援を受けたので、今後はどんなことがあってもすぐに立ち直ることができると思います」とあいさつしました。
シン・アラム選手はロンドンオリンピックのフェンシング女子エペの準決勝で、ドイツの選手と対戦、試合終了1秒前に、ドイツ選手の3度の攻撃をかわす間、タイムがとまったままとなり、本来なら試合終了後の4度目の攻撃で点をとられて、決勝進出を逃しました。
その後、国際フェンシン協会が特別賞の授与を提案しましたが、シン・アラム選手は拒否しました。