北韓の寧辺（ヨンビョン）核施設で軽水炉建設の核心部分が完成したという一部報道に関連し、アメリカ政府は北韓に対し、国際義務を順守するよう促しました。
アメリカ国務省のヌーランド報道官は現地時間の22日、定例記者会見で、「北韓の核開発計画に対する我々の懸念は変わってはいない。北韓はなすべき選択がある」と述べました。
ヌーランド報道官は、特に、金正恩（キム・ジョンウン）第1書記に対し、「北韓の新しい指導者が国際義務を順守し、国際社会の懸念事項について話し合う6か国協議に戻ることを望む」と強調しました。
イギリスの軍事専門誌「ジェーンズ・ディフェンス・ウイークリー」は21日、最新の衛星写真を分析したところ、寧辺核施設の軽水炉建屋の上にドーム状の部分が設置されているなど、軽水炉建設の核心部分が完成したものとみられると伝えています。