韓国の北韓支援団体、対北協力民間団体協議会の代表団4人が北韓に対する水害支援について協議するため、24日午前、北韓入りしました。
北韓に対する水害支援を協議するために民間団体が北韓を訪問するのは、ことし入って初めてで、これを機に冷え込んだ南北関係が改善に向かうかどうか注目されます。
対北協力民間団体協議会の代表団は、北韓の民族和解協議会の関係者に会い、北韓に対する水害支援の方法や具体的な支援物資などについて話し合った後、24日午後韓国に戻る予定です。
今回北韓入りした、対北協力民間団体協議会のイ・ユンサン副会長は、北韓訪問に先立ち、「水害で、北韓の多くの住民が苦しんでいると聞いている。人道的な支援ができるようにしたい」と述べました。
イ・ユンサン副会長はまた、「北韓訪問にあたっての事前協議はなかった。食糧や医薬品など必要な物品について協議する予定だ」と述べました。
韓国国内の51の北韓支援団体の協議体である対北協力民間団体協議会は、北韓との協議が順調に進めば、9月末の韓国のお盆、秋夕前に水害支援物資を送る予定です。
今回の北韓訪問は、対北協力民間団体協議会が今月初めに北韓に水害支援に関する協議を行うことを提案し、北韓の民族和解協議会がこの提案を受け入れて実現したものです。