北韓の金正恩(キム・ジョンウン)第１書記が、9月に中国訪問を計画していると、ロイター通信が、中朝関係に詳しい消息筋の情報として24日、報道しました。
それによりますと、去年12月の金正日国防委員長の死後、北韓の権力者としては初めて今月中旬に中国を訪問した金正恩第１書記の叔父の張成沢（チャン・ソンテク）朝鮮労働党行政部長は、胡錦涛国家主席や温家宝首相と会談し、金正恩第１書記の中国訪問を要請したということです。
この会談で張成沢氏は、金正恩第１書記と、中国の今の最高指導部や秋の共産党大会で交代する新しい指導部との顔合わせを要請したということですが、今のところ、中国側の反応はまだ分かっていません。
この消息筋は、中国訪問が実現した場合、金正恩第１書記は、北韓が3回目の核実験を行わない代わりに、韓国戦争終了の際、北韓と中国、それにアメリカの3者が結んだ、韓半島の休戦協定を平和協定に替えることを要求するものとみられるとしています。