韓国の女子高校生が、麻薬運搬容疑で東アフリカ・ケニヤの警察に逮捕され、拘置所に抑留されていることが24日までに明かになりました。
外交通商部によりますと、短期就業のため一週間の予定でケニヤを訪問した韓国の女子高生が、今月21日、帰国のため首都ナイロビのジョモ・ケニヤッタ国際空港に向かったところ、空港の入り口で麻薬運搬容疑で現地の警察に逮捕されました。
逮捕された女子高生の荷物の中からは、ヒロポンの名で知られる覚せい剤のメタンフェタミン3.4キロ分が隠された木の人形が発見されたということです。
木の人形は、女子高生が働いていた現地の会社の職員が、ソウルに運搬を依頼したカバンの中に入っていました。
このため女子高生は、麻薬運搬の容疑で21日から現地の拘置所に収監されています。
この生徒はソウルの女子高校の3年生で、アメリカ留学を目指して準備中に夏休みを利用して短期就業のため一週間、ケニヤに滞在していたということです。
外交通商部は、領事が面会したところ健康には異常がなく、弁護士を依頼するなどの対策を講じているということです。