潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が北韓を訪問する方向で調整が進められていることが分かりました。
潘基文事務総長は26日、ワシントンで会見し、「韓半島の平和と安定は国連事務総長の基本的な責務のひとつだ」とした上で、北韓の干ばつや水害について、「国連などの人道的な支援が重要だ」と指摘し、そのために北韓を訪問する方向で調整が進められていると語りました。
また、潘基文事務総長は26日からイランで開幕する非同盟諸国会議の首脳会議に出席しますが、ここで北韓の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長に会い、韓半島の平和や南北の交流などについて話し合う考えだと語りました。
一方、獨島の領有権が問題になっている最近の韓日関係については、「未来志向の関係に発展させるために両国の指導者が重要な役割を果たしていかなければならない」と語り、具体的な言及は避けました。