今月23日、原子炉が自動停止して運転が中断されていた慶尚北道(キョンサンブクド)の蔚珍(ウルジン)原子力発電所1号機が、28日午前、運転を再開しました。
原発を運営する韓国水力原子力によりますと、蔚珍1号機は、今月23日午後、原子炉の異常を知らせる警報が鳴り、原子炉とタービンの運転が自動停止しました。
調査した結果、原子炉を制御する制御棒に電気を供給する発電機が故障していたため、発電機の部品を取り替えて28日午前8時に運転を再開したということです。
蔚珍1号機は、1988年9月に商業運転を始めた出力95万キロワットの韓国標準型原子炉で、29日午前4時頃に出力が100%に回復するものとみられています。