北韓への人道支援に取り組んでいる韓国の民間支援団体が、洪水の被害を受けている北韓への支援を協議するため
政府の承認を得て相次いで北韓の開城を訪れることになりました。
統一部は、28日、洪水で深刻な被害が出ている北韓への支援を協議するため北韓訪問を申請した民間支援団体の開城訪問を承認したことを明らかにしました。
これによって、「南北経済文化協力財団」など2つの対北韓民間支援団体は、29日、北韓の開城を訪れ、北韓の民族和解協議会の関係者らと会って、水害復旧に向けた支援について協議する予定です。
これに先立って「対北協力民間団体協議会」は24日、日帰りで北韓の開城を訪れ、北韓の民族和解協議会の関係者らと会談し、小麦粉3000トン、医薬品、生活必需品などの支援を行うことで合意しました。
また「国際サラン(愛)財団」は、北韓の乳幼児の栄養補給のために5億ウォン相当の離乳食を、25日、北韓西海岸の平安南道南浦(ナンポ)港に向けて送るなど、膠着状態が続いていた南北の間で、北韓の水害をきっかけに民間レベルでの支援活動が活発になっています。