性犯罪など凶悪犯罪が最近増えていることから、政府は、性的暴行などの再犯の可能性が高い前科者を管理する警察の専門担当要員を、新たに設けるなどの対策づくりに乗り出しました。
行政安全部が31日、発表したところによりますと、政府は、性的暴行、殺人、強盗などの再犯の可能性が高い前科者を専門に管理するための要員600~700人を新たに設けるほか、日本の110番センターにあたる112番状況室の要員を300~400人増やすことを検討しており、関係機関との協議を経て、近く決まるということです。
性的暴行の再犯の可能性が高い前科者の専門管理担当部署ができれば、これまでは月1回しかできなかった前科者を対象にした面談を毎週1回できるようになり、犯罪の予防につながることが期待されています。
韓国では、このところ性犯罪が増え、深刻な社会問題となっており、警察庁が31日にまとめたところによりますと、去年1年間に発生した性犯罪は1万9400件あまりで、おととしに比べて6.7%も増えています。