韓国の南海岸で発生していた赤潮がすべて消えていることがわかりました。
国立水産科学院が4日発表したところによりますと、麗水(ヨス)や高興(コフン)など全羅南道(チョンラナムド)の南海岸では、この3日間、有害プランクトンの「コックロディニウム(Cochlodinium)」が検出されていないということです。
これは、先月27日と31日に北上した台風が関係しているとみられ、4日午後まで有害プランクトンが検出されなければ、1か月以上南海岸に出されている赤潮注意報は、5日にも全て解除される見通しです。
一方、慶尚南道(キョンサンナムド)では、水温が先月中旬から30度前後にまで急激に上がり、養殖していたクロソイやイシダイなどおよそ140万匹が死ぬ被害が出ていて、関係者は赤潮対策とともに高い水温への対策も必要があるとしています。