北韓では、今年の夏に台風または大雨で、死亡したり行方不明となったりした人の数が少なくとも600人以上に上っています。
北韓の朝鮮中央通信が4日までに伝えた水害被害をまとめたところ、この夏に台風または大雨で死亡した人はおよそ220人、行方不明になった人は400人以上に上り、けがをした人も150人以上となっています。水害による犠牲者数は、1995年以降2番目に多くなっています。
また、大雨や強風で壊れた住宅は全壊も含めて1万5000棟あまりで、被災者は合わせて23万3000人に上っています。
さらに、浸水や流失などの被害を受けた農地は1140平方キロメートルで、韓国統一部では、北韓の今年の秋の収穫量は今年の春の干ばつもあり、平年に比べて60万トンほど減るとみています。