放送通信委員会が公開を拒否している携帯電話の通信サービス利用料金の関連資料について、公開すべきだという判決が出されました。
ソウル行政裁判所は6日、市民団体の「参与連帯」が、放送通信委員会を相手どって移動通信会社の通信サービスの利用料金の関連資料を公開するよう求めていた裁判で、企業秘密にあたる一部を除く、ほとんどの資料を公開すべきだという判決を下しました。
「参与連帯」は、去年5月、移動通信会社の通信サービスの利用料金が高すぎるとして、移動通信会社が放送通信委員会に提出している通信サービスの原価や、料金の算出方法などの資料を公開するよう放送通信委員会に求めました。しかし放送通信委員会が公開を拒否したため、2か月後の去年7月、放送通信委員会を相手取って行政訴訟を起こしていました。
今回の判決について放送通信委員会と移動通信会社は、通信会社の経営情報が明らかになり、営業に大きな支障をきたす可能性が高いとして、控訴する方針を示しています。