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社会

肝臓の生体移植 提供者は世界最多、ケアは不充分

Write: 2012-09-10 08:30:29Update: 2012-09-10 08:30:29

肝臓の生体移植 提供者は世界最多、ケアは不充分

肝臓や腎臓などの臓器移植が必要な患者が、生きている人から臓器の一部を提供してもらう「生体移植」で、韓国は、生体移植のために肝臓の一部を提供する人の数が世界でもっとも多い反面、臓器提供者に対するケアは不充分であることが分かりました。
政府の医学関連政策の倫理問題などを研究する「国家生命倫理政策研究院」が、9日、発表した報告書によりますと、2010年1年間に、韓国で生体移植のために臓器の一部を提供した人の数は824人で、世界でもっとも多かったということです。
その反面、臓器提供者96人を対象にアンケート調査したところ、回答者の30%が「臓器提供についての事前説明が不十分だった」と答えたほか、46%が「健康保険の加入制限などで経済的な被害を受けた」と答えているなど、提供者へのケアが不充分だということです。
国家生命倫理政策研究院は、「韓国では、脳死の人からの臓器提供が少ないうえ、血がつながっている親戚だからとして臓器の一部を提供するケースが多い。しかし生体移植は、手術の副作用などで臓器提供者に悪影響を及ぼす危険性が高いので、これからは脳死者からの臓器提供を活発化させる一方で、生体移植の臓器提供者へのケアを強化する必要がある」と説明しています。

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