北韓は、韓国政府が提案していた水害支援を受け入れると、連絡してきました。
政府関係者によりますと、北韓は10日午前、板門店の赤十字連絡事務所を通じて韓国側に通知文を送り、先に韓国が提案した水害支援を受け入れると連絡してきました。
韓国政府は今月3日、北韓への水害支援を提案しており、1週間かかっての回答となります。
北韓の朝鮮中央通信によりますと、北韓はこの夏、豪雨や台風で被害が大きく、死者不明が600人に上っているのをはじめ、家屋の損壊1万5000棟や農地の流出が相次いでいますが、北韓は韓国の民間団体の救援申し出を受け入れていませんでした。
これを機に、南北に生き別れになっている離散家族の問題をはじめ、北韓による哨戒艦沈没事件、延坪(ヨンピョン)島砲撃事件、韓国人観光客が北韓兵の銃撃で死亡した事件などで冷え込んでいる南北関係が改善に向かうかどうか注目されます。