去年4月、アフリカのケニヤ沖でシンガポール船籍のケミカルタンカー「ジェミニ号」2万トンがソマリア海賊に乗っ取られた事件で、抑留されたまま10日で500日となった韓国人船員4人の安否が懸念されています。
この事件は、去年4月30日、シンガポール船籍のケミカルタンカー「ジェミニ号」が、インドネシアを出発して、ケニヤのモンバサ港に向かう途中、ケニヤ沖でソマリア海賊に襲われました。
当時、このタンカーには、韓国人船員4人、インドネシア人13人、中国人5人、ミャンマー人3人の合わせて25人が乗っていましたが、海賊は、韓国人船員4人だけを拘束し続け、10日で500日となっています。
シンガポールの船会社では、これまで海賊側と接触を続けてきましたが、海賊側は莫大な身代金を要求していて、交渉は難航しているということです。
外交通商部は、4人の健康状態に問題はないとしていますが、今年の7月末以降、船員との連絡が途絶えたままで家族は不安を募らせています。