韓国の南海岸に上陸して韓半島を縦断した台風16号の影響で、韓国では17日、2人が死亡、2人がけがをしたほか、各地で浸水や停電などの被害が出ています。
大雨と強い風を伴った台風16号の影響で、17日午後1時半ごろ、慶尚北道(キョンサンブクド)の星州(ソンジュ)郡では土砂崩れが発生し、1人が死亡、2人がけがをしました。
また、午後6時半ごろには、慶尚南道(キョンサンナムド)咸陽(ハムヤン)郡で、土砂崩れがあり、巻き込まれた1人が死亡しました。
また、慶尚北道と慶尚南道では、住宅230棟が一部破損または浸水し、農地5600ヘクタールが水につかりました。
さらに、慶尚南道を中心に、全国でおよそ53万世帯が一時停電したほか、済州道(チェジュド)では、送水管が流失し、1万2000世帯で水が使えなくなる被害が出ています。