国際的な救援団体「ワールドビジョン」は21日、北韓の水害地域に陸路を使って小麦粉500トンを届けました。
小麦粉はこの日午前10時、ソウル北の休戦ライン付近にある南北出入管理事務所を出発し、陸路で北韓の開城に向かいました。
韓国からの支援物資が陸路で北韓に運ばれたのは、去年12月に金正日国防委員長が死亡して以来初めてです。
小麦粉500トンは水害地域の子どもたち2万人が50日間食べることができる量で、被害が大きかった北韓中西部の平安南道の子どもたちに配られる予定です。
ワールドビジョンの関係者によりますと、北韓との間で、小麦粉が実際に子どもたちに届けられているかどうかを確認することで合意しているということです。