韓国の西の海=西海で、北韓のものとみられる漁船1隻が25日夜、海の境界線を越えて韓国側水域に侵入し、韓国海軍の警告を受けて北韓側に戻りました。
合同参謀本部が26日発表したところによりますと、韓国の延坪(ヨンピョン)島から東の西海で、北韓のものとみられる漁船1隻が軍事境界線の北方限界線をおよそ0.7キロ越境したため、韓国海軍の高速艇が警告したところ、その漁船は北韓側に戻ったということです。
合同参謀本部は北韓側から漁船が夜に越境するのは非常に珍しく、韓国軍の夜の警戒態勢を確認するねらいがあったのではないかと分析しています。
これについて軍関係者は「北方限界線周辺で操業している北韓の漁船には北韓軍兵士が乗組んでいる。韓国領海への越境は意図的なものと判断される」と述べています。
北韓側から漁船が越境してきたのは今月に入って7回目です。