塔の一部で1メートルを超えるひびが見つかった韓国・慶州(キョンジュ)の世界遺産、仏国寺(プルグクサ)の釈迦塔の解体復元作業が27日始まりました。
仏国寺の釈迦塔は、高さ8メートルあまりの新羅時代の三層の塔で、2010年に行われた定期点検で、上層の基壇に長さおよそ1.3メートル、幅5ミリのひびが入っているのが見つかりました。
このため文化財委員会では、釈迦塔がユネスコの世界遺産であるとともに国宝にもなっていることから、全面的に解体して修繕し、復元することを決めていました。
解体復元作業では、釈迦塔をすべて解体してそれぞれ洗浄し、ひびが入った部分を接合するなどして修繕したあと、2014年までに元通り復元することになっています。