独島、日本で言う竹島をめぐる問題で韓国と日本の関係が冷え込んでいる中、毎年、ソウルと東京でほぼ同じ時期に開催されている「韓日交流おまつり」が、まず東京で29日から4日間の日程で始まりました。
「韓日交流おまつり」は、2005年に韓日国交正常化40周年を記念して両国の交流を深めようとソウルで始まったイベントで、2009年からは東京でも開かれています。
開会式では、申珏秀(シン・ガクス)駐日韓国大使があいさつし、「韓日両国の間にはさまざまな問題が存在するが、21世紀の韓日関係は経済協力や人と文化の交流が活発に進んで望ましい方向に発展してきた。
1965年の韓日国交正常化当時、年間1万人に過ぎなかった人の交流が今は一日1万5000人を上回っている。交流は、相手を理解することから始まり信頼を積み重ねる過程だ」として、このおまつりを通じて多くの日本人が韓国と日本を共有できる文化イベントを直接体験するよう期待すると語りました。
開会式には日本側から外務政務官、文化庁長官、日韓・韓日議員連盟の白眞勲(はく しんくん)幹事らとともに、公明党の山口那津男(やまぐち なつお)代表も出席しました。
今年の東京でのイベントのテーマは、韓日ともに未来に向かって跳躍しようという意味を込めて「飛翔」と定めていて、「東日本震災復興祈願」をコンセプトに、29日と30日の2日間、新宿文化センターやコリアンタウンで知られる新大久保など都内3日所の会場で、被災地の岩手や福島の伝統舞踊と韓国の伝統芸能、KPOPコンサート、キムチ作りの実演などの催しが行われ、その他の会場でも29日から10月2日の間に交流イベントが開催されます。
ソウルでのイベントは来月3日に開かれる予定です。