去年3月に運転を始めた釜山(プサン)市の新古里(シンゴリ)原子力発電所1号機が2日、制御棒の故障で運転を停止しました。
韓国水力原子力によりますと、出力100万キロワット級の新古里1号機は2日午前8時10分頃、出力をコントロールする制御棒が故障し、原子炉とタービン発電機の運転が止まりましたが、放射性物質の外部への漏れなどはなかったということです。
一方、韓国南西部の全羅南道霊光郡にある霊光(ヨングァン)原子力発電所5号機も2日午前10時45分頃、発電用タービンを駆動させる蒸気発生装置が故障して運転を停止したということです。
霊光5号機は商業運転を始めた2002年5月以降、これまでに17回も運転が停止する事故が発生していて、地域住民の間では安全性を懸念する声があがっています。