アメリカでアップルを相手取って特許侵害の訴訟を行っている三星(サムソン)電子は2日、アップルの最新のスマートフォン「iPhone5」が自社の特許を侵害したとして、アメリカでの訴訟の対象に新たに加えたと正式に発表しました。
これでアメリカの裁判所で特許をめぐる両社の争いは、主力製品を巻き込んでさらに激しくなる見通しとなりました。
訴えによりますと、三星電子はアップルの「iPhone5」について、データの伝送を保存する技術など2件の標準特許と、動画の伝送方法など6件の商用特許の合わせて8件の特許を侵害しているとしています。
アップルは今年8月、三星の最新のスマートフォン「ギャラクシーS3」の販売差し止めを求める裁判を起こしていて、これでアメリカの裁判所で特許をめぐる両社の争いは、主力製品を巻き込んでさらに激しくなる見通しです。
これについて三星電子は「訴訟よりは技術革新を通じた市場での競争を望んでいるが、アップルが訴訟を拡大して市場での競争を妨げている現状では、対応は避けられないものだった」としています。
一方、アメリカの連邦地方裁判所は1日、アメリカで販売禁止となっていた三星電子のタブレット型端末の「ギャラクシータブ10.1」について、特許侵害はなかったとした陪審員の表決を受けて、販売差し止めの仮処分を取り消し、これで三星電子はアメリカでこの端末の販売ができるようになりました。