入学資格のない児童・生徒が、国籍を偽装するなどして韓国内の外国人学校に不正入学していたことが、検察の捜査で先月、明らかになりましたが、これを受けて教育科学技術部は、すべての外国人学校に対して実態調査を行うことになりました。
教育科学技術部は、全国に51校あるすべての外国人学校を今月末までに訪問して実態調査を行うと3日、発表しました。
この調査によって、資格のない児童・生徒が入学していた場合は、入学を取り消させるとともに、韓国人児童生徒の割合が30%を超えないようにしている規定に違反している場合は、韓国人の数を順次減らしていく計画を提出させることにしています。
学校がこれを履行しなかった場合は、定員の削減や募集停止などの行政処分が科されます。
教育科学技術部はまた、入学時に提出する書類についてのガイドラインをまとめました。
それによりますと、保護者が外国人である児童・生徒は、外国人登録証を提出し、韓国人の児童・生徒は、海外の学校に6学期以上在学したことを証明する証明書または成績証明書を提出しなければなりません。
これまで外国人学校は、入学書類についての共通した規定がなく、児童・生徒と保護者のパスポートのコピーと出入国証明書だけで入学生を選抜していました。