北韓では経済改革の一環として農業改革も進められていると伝えられていますが、最近農業相が交代していることが分かりました。
北韓の朝鮮中央通信は4日、北韓北部の咸鏡北道（ハムギョンブクド）會寧（フェリョン）市で行われた国営養豚農場の創業式に、新たに就任したファン・ミン農業相が出席したと伝えました。
ファン・ミン農業相は去年8月から咸鏡北道農村経理委員会の委員長を務めていたもので、地方の農業部門の責任者が1年余りで国の農業部門のトップに就いたのは異例のことです。
北韓では最近、一定の収穫量を国に納めれば、残った収穫を農民が所有できるようになるなど、農業部門の改革に力を入れていますが、農業相を交代させたことで、農業改革に拍車をかける狙いがあるものとみられています。