北韓の立場を代弁する朝鮮総連=在日本朝鮮人総連合会の機関紙「朝鮮新報」は5日付の平壌発の記事で、北韓は今年12月の韓国の大統領選挙について、関係を改善するきっかけになるとして強い関心を示していると伝えています。
2007年10月の南北首脳会談での共同宣言署名から4日で5年になるのを受けて、朝鮮総連の機関紙「朝鮮新報」は、12月の韓国の大統領選挙について触れ、「韓国の次の政権が、前の金大中政権と盧武鉉政権で署名した南北共同宣言を尊重するならば、北韓も積極的に呼応する」と主張しました。
また、「平壌市民の関心が高い」としたうえで、「この選挙は、過去2回の南北首脳会談の共同宣言を履行し、今の破局的な南北関係を解決するきっかけになり得る」とも伝えていて、北韓が、韓国の次の政権との間で関係改善をはかろうとしている姿勢を打ち出していることをうかがわせています。